「天の川の見え方」
我々は天の川銀河と呼ぶ約2000億の星の集団の中にいます
天の川銀河は円盤状の大きな渦巻きになっています
その中にいるのですから星の輪に囲まれています
そこで夜空を見渡すとこの輪の部分が光の川のように見えます
これが天の川やミルキーウエイと呼ばれてきました
天の川は世界中どこでも見られます
季節には関係なく見えます
毎晩時間で異なりますが空のどこかにあります
しかし星が見えるところでも天の川が見えるとは限りません
天の川は細長い薄い雲のようにもみえる淡い天体です
すごい数の星の集まりですが皆遠過ぎて星が粉や霧のように小さいのです
星座を形作るような明るい星たちは地球には皆近い星たちなのです。
天の川を見るには次の条件が必要です
澄み切った晴天(晴れていても透明感のある空でないと見えにくいです)
周りに灯りがないこと(灯りが無くても都会の中、周辺は見えません)
天の川が水平線や地平線付近にあるときは見えにくいのです
北半球なら次の星座のところにあります 星座を探して見てください
季節が夏~秋頃であれば次の星座を探してください
さそり座、いて座(銀河系の中心付近で天の川が明るく濃く見える)
わし座(牽牛星アルタイル) こと座(織姫星ベガ) 白鳥座(デネブ)が夏の大三
角とよばれます この三角形の中に天の川な通っています
秋~冬頃であれば
カシオペア座 ペルセウス座 ぎょしゃ座 ふたご座 オリオン座など
をみつけてください このあたりが天の川です ただし夏に見える天の川と違い
薄い天の川となります ぼんやりと見えます 人里離れた暗いところで見えます
天の川に濃い薄いがあるのは 我々は銀河の中にいてそれも銀河の中心から
外縁までの間にいるので銀河の中心方向を見るときは星の濃い方を銀河の端
の方を見るときは薄い方を見ることになります
地球の銀河系内の位置はホームの下にある銀河の図を参照してください
天の川は星座の動きといっしょで毎日約1°ずつ
西へずれていきます
一年365日で360度周り 同じところに戻ります
天の川の模様はいつでも同じに見えます。星座の形がなかなか変わらないのと同じです
写真を撮るといつも同じ顔をしています
風景の中の天の川の様子はこのホームページのギャラリーを見ていただければわかると思います。
肉眼では写真ほどではないのですが、目が慣れてくるとよく見えます。